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世の中には本当にたくさんの「医療情報」というか「健康情報」があふれています。科学的なエビデンスに基づく情報(EBM)もあれば,最終的に会社のプロダクト売り上げにつなげようとしているのが見え見えなもの,怪しいダイエット商品の販売まで・・・。たくさんの情報に晒されているからこそ,自身で情報の妥当性を判断し,情報の取捨選択する能力が問われていると思います。

ブログ主の「理系サラリーマン」は医療が専門分野であり,医療関連の企業でサラリーマンとして働いています。今日は英語表現に加えて,日米の国民性に基づく「医療」の違いについてご紹介します。

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世界には生活習慣病の方がたっくさんいらっしゃいます。
糖尿病脂質異常症高血圧症肥満・・・。

病気は世界共通ですが,国によって治療の考え方そのものが異なるのはご存知でしょうか?国が違えば国民性も異なりますが,国民性の違いにより治療法も大きくことなります。

糖尿病治療のインスリン単位について

なんだかいきなり専門的な見出しをつけましたが,糖尿病にかかると大抵の方はお薬を服用し,重度の方ででインスリン注射を使っている人も多いと思います。インスリンというのは血糖を低下させる働きのある膵臓から分泌されるホルモンの一種です。元々体内で合成される物質ですが,糖尿病患者の方ではインスリンの分泌量や能が低下しているため,インスリンを体外から補充します。

インスリンの単位というのは,簡単にいうとどのくらいの量インスリンを注射するかということです。重症の方ほど多く投与します。

このインスリン単位から日米の治療法,医療の考え方の違いをご紹介します。

日本とアメリカのインスリン単位の違い


(一部の遺伝的素因を持っている方などを除いて)糖尿病は健康的な生活をしていればまずかからない病気です。食べ過ぎ,不摂生,運動不足・・・このような要因が重なり糖尿病は発症します。つまりは自己管理不足が主要因なのです。それゆえに日本人はこのような患者さんが多いのです。

「糖尿病になってしまった。食生活や運動をDr.から指示された通り行い,なるべく薬を飲まないでいられるよう頑張らないといけない」

日本人の真面目な性格を表していると思います。

それでは,アメリカではどうでしょうか。

「糖尿病になってしまった。このままでは血糖が高すぎて大好きなケーキやハンバーガーが食べられない。自分が好きなものを食べられないのはつらいので,血糖を下げるような薬をだしてください」

別に日本人が偉くてアメリカ人はダメ。ということではないのです。アメリカでは自分が生きたい様に生きるために薬を用いる。医者はそのサポートをするという考え方があります。ある意味,日本とは真逆なのです。日本では薬は本来持つ機能を補助するもの,なるべく飲まないよう努力するという考えがあります。

これを反映しているのがインスリンの単位です。日本では「30単位」位までの人が多いですし,軽度の糖尿病では5~20単位くらいでしょうか。しかしアメリカでは,「100~300単位」平気で使うのです,もっと多く使う人もいます。日本人の10倍以上使う人もいます。これは上記の通り,好きなものを食べても普通に生活ができるように,インスリンをたくさん投与しているためです。

アメリカの医者は日本人が使用するインスリンの単位の少なさにびっくりすると聞いたことがあります。

どうでしょうか?糖尿病という病気をとっても国によって治療法や治療方針,人々の治療に対する考え方は大きくことなります。

医療の英語表現



evidence-based medicine エビデンス(根拠)に基づく医療
(実験などにより科学的な根拠に基づく医療のことをEBMといいます。)

lifestyle related disease 生活習慣病

diabetes 糖尿病(ダイアビーティーズ)
diabetes mellitusでDMと略します

dyslipidemia 脂質異常症(ディスリピディーミア)
以前は高脂血症と呼ばれていました。今では脂質異常症といいます。

hypercholesterolemia 高コレステロール血症(ハイパーコレステロリーミア)

hypertension 高血圧(ハイパーテンション)
因みに,日本語でテンションは「気分の高低」を表しますが,英語に日本語のテンションの意味はありません。和製英語で外人に言っても全く伝わらないので注意しましょう。英語のtentionは「緊張」を意味します。日本語のテンションは spirit や mood で表現します。テンションを上げるは uplift や amp up でしょうか。 (ampは音楽で使うアンプ amplifier のことです)

That news amped us up. それはテンション上がるね。 

obesity 肥満症(オービーシティー)

binge eating (overeating) 過食(ビンジ イーティング)

bulimia 神経性過食症(ブリーミア)
食べては吐く,食べては吐くを繰り返してしまう病気です。

severity 重症度
mild 軽度
moderate 中等度
severe 重度
mild-to-moderate 軽度から中等度
moderate-to-severe 中等度から重度
mild-to-severe 軽度から重度

unit 単位
インスリンなどの単位に加えて,大学の単位なども unit (credit) で表します。
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本日は以上です。
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